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Dec 31
“デザインに限りませんが、ある特定の技術・技能は、社会がそれを必要としたときに見いだされ、発展していきます。日本のデザイン、特に商品づくりを担うデザイン(インダストリアルデザイン)は、日本の産業が戦後の混乱期を抜けだそうとする時期に、それまでなかった技術として注目され、主にアメリカから輸入されるというかたちでスタートしていきます。当時の最大の課題は、商品の輸出による外貨の獲得。そのために国際市場における競争に勝つ技術として、ある意味では、貧しい日本が生き延びていくための技術として、デザインに注目が集まったものと思います。
企業におけるデザイン導入開始当初は、商品の概観を多少とも見栄え良くするといった化粧直し的なものであったと聞きます。しかしこの小手先的な技術は、国内市場が確立し充実してくるに従い、生活観察から商品を造り上げていく開発スタイル、商品づくりと販売促進を一体的に捉える横断的な思考、さらには企業活動そのものを対象とする総合的な活動へと大きく発展してきました。
日本ほど、デザインを産業の発展に活用しきった国はないと、断言してもよいかと思います。”
JDN /デザイン ゼミ /04 アメリカから日本へ -01